「処女 性欲」で検索している人は、実はとても多い。
僕のもとに届く相談の中にも、「こんなこと誰にも言えないんですが」という前置きで始まるものがある。「処女なのに性欲があります。これって変ですか」——そういう問いを、一人で長いこと抱えてきた人たちからだ。
まず最初に言っておきたい。変じゃない。まったく。
でも「変じゃない」と言葉で言われても、腑に落ちないかもしれない。だから、もう少し丁寧に話させてほしい。
性欲があることと、処女であることは別の話
「処女=性欲がない人」という思い込みが、どこかに根付いている。でもそれは、完全に間違っている。
性欲は、ホルモンと神経系の働きによって生じるものだ。性経験の有無とは切り離された、身体の自然な反応だ。20代前半の女性でも性欲を感じる人は多数おり、処女かどうかはまったく関係しない。
「処女は欲がないから処女のまま」という誤解は、性経験がある人の方が性欲が強いという思い込みから来ている。でも実際には、性欲の強さと性経験の回数や有無は、比例しない。
処女コンプレックスについて書いた記事でも触れたけど、「処女は〇〇であるべき」という像を自分に当てはめて、そこからはみ出した自分を責めてしまうパターンは多い。性欲があることへの羞恥も、そのひとつだと思う。
でも、処女なのに性欲があるって、なんか矛盾してる気がして…
矛盾してない。処女かどうかと、欲求があるかどうかは、最初から別の軸の話だから。
「誰にも言えなかった」という声を、ここで話してもらえた
相談の中で、同じような話を何度か聞いてきた。
一人は21歳の大学生。「友達の前では処女キャラで通っているから、性欲があるなんて絶対に言えない」と話してくれた。「処女だと思われてる人間が性欲のことを口に出すのは、なんか許されない気がする」という言葉が印象に残っている。
もう一人は24歳の社会人。「恋人がいないのに性欲があるのが恥ずかしくて、自分がおかしいのかずっと思っていた」と言っていた。「ゆうきさんに話して、変じゃないって言ってもらえて、ちょっと泣きそうになった」と後で教えてくれた。
二人に共通していたのは、「誰にも言えない」ということが、悩みをより重くしていたことだ。一人で抱えている時間が長いほど、「自分だけがおかしい」という確信は強まっていく。
でも、それは確信じゃない。情報がないまま自分を責め続けた結果だと思う。
「こんなこと、誰にも言えなくて」という気持ち、よくわかる。名前はニックネームでいいし、メールで送るだけでいい。
「処女なのに性欲がある自分」を責めなくていい
性欲は、あって当然のものだ。それを「処女のくせに」という視点で見なくていい。
ただ、その気持ちをどこにも出せないまま一人で抱えているのは、しんどい。話せる場所があることを、知っておいてほしい。
「いい年して処女は恥ずかしい」という感覚についても別の記事に書いた。根っこにある「処女であることへの羞恥」はつながっているから、よければ読んでみてほしい。
あなたの気持ちは、おかしくない。秘密厳守で、ニックネームだけで話せる場所があるから、一人で抱え込まないでほしい。
「誰にも言えなかった」ことを、話してみてほしい。それだけで、少し楽になることがあるから。