30代で処女は普通ですか、と検索したことがある人へ。
データから言うと、普通に入ります。国立社会保障・人口問題研究所の2015年調査によると、未婚の30〜34歳女性の31.3%が性交未経験。3人に1人に近い数字です。
思ったより多いと感じた人もいるかもしれない。
数字より、その裏にある気持ちの方が気になる
「普通かどうか」が知りたかったのはわかります。ただ僕には、その検索の裏にある気持ちの方が気になってしまう。
20代のうちは「いつかそういう機会があれば」と思いながら過ごして、気づいたら30代になっていた。仕事が忙しかったり、タイミングがなかったり、関係が深くなる前に臆してしまったり。理由はひとそれぞれだと思う。
でも、その間ずっと、誰にも言えないまま来たんじゃないだろうか。
友達には絶対言えないし、彼氏ができたとしても、どう切り出せばいいか…
その気持ち、すごくわかります。30代になると、周りは「経験がある前提」で話が進む。友人の結婚式のスピーチでも、職場の何気ない会話でも、笑顔で合わせながら一人でいる感覚、ないですか。
「普通かどうか確認したかった」というより、誰かにわかってほしかったんじゃないかなと思っています。
何年も抱えてきたことの重さ
僕はこれまで20名以上の方と実際にお会いして話を聞いてきました。30代の方から特によく聞く言葉があります。
「ずっと一人で抱えてた」。
20代前半の方が「最近すごく悩みだして」と来るのとは違って、30代の方は「何年もずっと」と言う。その言葉の重さが違う。
処女だって言ったら、引かれるんじゃないかって思って、ずっと先延ばしにしてた
その不安、めちゃくちゃ自然だと思う。引かれるかもって怖くなるのは、相手のことをちゃんと考えてるからでもある。
「普通かどうか」の答えより、一人で抱えてきた年月の方がずっと大変だったんじゃないかと、正直思っています。
誰にも言えなかった話、名前は仮名でいいので、聞かせてもらえたらと思います。相談したからといって、すぐ何かを決める必要はない。
「普通」より先にあること
データ上は3人に1人。でも、それがわかったからといって、気持ちが一気に楽になるわけじゃないのも知っています。「普通だったとしても、このままでいいのか」という別の問いが出てくるから。
何かを変えたいのか、ただ話を聞いてほしいだけなのか、自分でもよくわからない、という方も多い。それで全然いいと思います。
処女コンプレックスについてもう少し深く向き合いたい方には、処女コンプレックスを正面から扱った記事も書いています。「コンプレックスの正体は処女であること自体じゃないかもしれない」という話をしています。プライバシーについては安心の約束をご覧ください。名前は仮名でいいし、何をされるわけでもない。
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一人で「普通かどうか」を確認し続けなくていいから。気が向いたら、話しかけてみてください。