「今さら言えない」と思いながら、半年が経っていた——そんな話を、僕は何人もの方から聞いてきた。
付き合い始めたときは「そのうち言える」と思っていた。でも1ヶ月が過ぎて、3ヶ月が過ぎて、気づいたら「もう言えない空気」になってしまっている。彼氏との関係は深まっているのに、処女であることを彼氏に隠したまま、どんどん追い詰められていく。
このページを読んでいるあなたも、きっとそういう状況にいるんじゃないかと思う。
「打ち明けたらどうなるんだろう」「引かれたらどうしよう」「今さら言ったら怒られる?」——その怖さは、僕には完全にはわからない。でも、相談を受けてきた中で何度も聞いてきた言葉だから、今日は実際に「打ち明けたとき、何が起きたか」を話させてほしい。
隠し続けてしまう、その気持ちは普通のことだと思う
サポートを始めて4年ほどになるけど、相談に来てくれる方の中に「実は彼氏がいて、ずっと隠しています」という方が一定数いる。
隠す理由は、だいたい共通している。
最初は「タイミングを見て言おう」と思っていた。でも、関係が進むにつれて「今さら感」が生まれてくる。「なんでもっと早く言わなかったの?」と思われるのが怖い。傷つくのが怖い。それより怖いのが、関係が壊れること。
そのプレッシャーが積み重なって、「隠している」という事実自体が重荷になっていく。眠れない夜があったという方も、一人じゃなかった。
でも、隠してしまったことを責める必要はない。言えなかったのには、ちゃんと理由があったはず。
隠したまま時間が経っちゃった。もう打ち明けるタイミングなんてないんじゃないかって思って…
そんなことない。実際に何ヶ月も経ってから打ち明けた方が、何人もいるから。
打ち明けたとき、実際どうなったか
「その後」を知りたい人は多い。打ち明けたら怒られた?引かれた?それとも——。
相談者の方から聞いてきた実例を、3つお話しします。
1人目(大学生・交際3ヶ月目)
付き合って3ヶ月で「実は処女で、言い出せなくてずっと黙ってた」とLINEで送った。彼氏の返信は「教えてくれてありがとう。焦らなくていいよ」の一言。「あっさりしすぎてて逆に拍子抜けした」と笑いながら話してくれた。
2人目(大学生・交際4ヶ月目)
直接言おうとしたら声が出なくて、メモアプリに「実は処女です。ずっと言えなくてごめん」と打って画面を見せた。彼氏は少し驚いた様子だったが、「なんで今まで言いにくかったんだろうと思ってたけど、言ってくれてよかった」と言ってくれたそう。その後、かえって関係が深まったと話してくれた。
3人目(20代前半・交際5ヶ月目)
「そろそろ関係を進めたい」と彼氏に言われたとき、隠し続けることに限界を感じて打ち明けた。「えっ」と少し戸惑った顔をされたという。でも数分後、「俺がプレッシャーかけてたなら申し訳なかった」と言ってもらえて、気が抜けて泣いてしまったそうだ。「怒られると思っていたのに、逆に心配してもらえた」という言葉が印象に残っている。
3人とも、打ち明ける前は「最悪の展開」を想像していた。でも実際には、拒絶されたケースはなかった。もちろん、すべての人が同じ結果になるとは言えない。「え、なんで今まで言わなかったの?」と少し責めるような反応をされた方の話も、聞いたことがある。それでも最終的に、「打ち明けた後のほうが楽になった」という感想は、共通していた。
「隠していること」を誰かに話せていない方は、まず僕に話してみてほしい。何をするかより先に、話すだけでいい。
打ち明けるとき、何て言えばいいか
「言いたい気持ちはある。でも、いざとなると言葉が出ない」という方は多い。
実際に使われていた言葉を、いくつか紹介する。
「実は処女で、ずっと言えなくてごめん」——LINEで送った方はこの一文だったという。直接言うのが難しければ、文字にしてしまうのも一つの方法だ。メモアプリの画面を見せた方もいた。声に出さなくていい。
「ちょっと言いにくいことがあって…」と前置きしてから話した方もいる。いきなり本題に入らなくていい。「これから大事な話をする」と自分を準備させる時間が、案外助けになることがある。
完璧な言い方なんてないと思う。でも、言葉より先に「伝えようとした」という事実が、相手には届く。
相談したら、「早く伝えなさい」って言われそうで怖い…
そんなこと言わない。伝えるかどうかを決めるのはあなただから、答えを急かすつもりはないよ。
隠していたことへの後ろめたさを手放してほしい
「言えなかった」ことを責め続けるのは、もうやめていい。
伝えるかどうか、いつ伝えるか——それはあなたが決めることだ。「早く言うべきだった」という正論は、プレッシャーを与えるだけで何も解決しない。
ただ、一人で抱え続けるには、少し重すぎる悩みだとも思っている。彼氏への伝え方についてはこちらの記事にも書いたけど、「いつ・どう伝えるか」は、誰かと一緒に考えると少し楽になることが多い。
僕がサポートしてきた20名以上の方の中にも、似た状況を経験した人がいた。「一人じゃなかった」と感じてもらえるだけでも、少し楽になる。そういう場所でありたいと思っている。
処女であることへのコンプレックスについても、別の記事に書いているので、よければ読んでみてほしい。「隠している」という後ろめたさの根っこには、自分を責め続けてきた時間があることが多い。
「隠し続けていた」あなたの経験は、弱さじゃない。それだけ、その関係を大切にしていたということだと思う。
一人で抱えてきた分、少しだけ話してみてほしい。名前も、ニックネームだけで大丈夫。メールで送るだけでいい。