「ちゃんとしなきゃ」と思ってるのに、何もわからない
「避妊って何から考えればいいんだろう」という相談、実は珍しくない。
僕のところに来てくれる方の中にも、最初のメールで「避妊のこと、自分でちゃんと調べておきたいんですが」と書いてくれる方がいる。ちゃんと考えている。でも、どこから手をつければいいかわからない、という状態。
ネットで「避妊 初めて」と調べると、医療系の専門的なサイトか、逆に「コンドームのつけ方」の動画か、どちらかしか出てこない。感情面で「怖い・わからない」という入り口に応えてくれる記事が、ほとんどない。
だから今日は、初めての経験で避妊について考えるときに、最低限知っておいてほしいことを正直に話したいと思う。医師ではないので医学的なアドバイスはできないが、20名以上のサポートを通じて感じてきたことは話せる。
一番大事なのは、相手と事前に話すこと
避妊の知識より先に、これだけは伝えたい。
「彼氏に言えるかな」という心配を持っている方が多い。でも、避妊について事前に話せない相手とは、はじめての経験をしない方がいいと僕は思っている。少し厳しい言い方かもしれないけど、それが本音だ。
「ちゃんとしてほしい」「避妊のこと、一緒に考えたい」と言えない状況で進んでしまうと、後から「あのとき言えばよかった」と思うことになりやすい。緊張するのは当然だし、うまく言えなくていい。でも、その話ができる関係かどうかを確認することは、自分を守ることでもある。
なんて言えばいいんだろう…うまく話せる自信がないんですが
「事前に確認したいことがあって」と切り出すだけでいい。完璧な言葉じゃなくても、「避妊について一緒に考えてほしい」という意思を伝えることが大事だ。それに対して相手がどう返すかで、その人の誠実さもわかる。
コンドームについて知っておくべきこと
コンドームは正しく使えば有効な避妊方法だ。ただ、「コンドームを使えば100%安全」ではない。日本産科婦人科学会の情報によると、正しく使った場合の避妊率は約98%。残りの2%は使い方のミスや破れなどによる。
大事なのは「最初から最後まで正しく使うこと」。「どう使うのが正しいか」は婦人科の先生や信頼できる性教育サイトで確認しておくことをすすめる。
もし何らかの理由で避妊が不十分だったと感じたとき、72時間以内であればアフターピル(緊急避妊薬)という選択肢がある。これは婦人科で処方してもらえる。「知らなかった」より「知っている」方が、自分を守れる。
アフターピルって、どこで買えるんですか…?薬局でも買えるの?
2024年からは薬局でも一部試験販売が始まっているけど、基本的には婦人科で処方してもらうのが確実。「何かあったときにどうすればいいか」を事前に知っておくことが、いざというときの安心感になる。
避妊についての不安も、「相手にどう話すか」という悩みも、話していい。ニックネームだけで相談できる。
ピルという選択肢について
「ピルって怖いですか?」と聞かれることもある。ピルは婦人科で処方してもらう薬で、正しく飲むと避妊率が99%以上と非常に高い。コンドームと並行して使うと、より安心できる。
副作用の不安(吐き気、体重変化など)はよく聞くが、個人差が大きく、飲んでみないとわからない部分もある。「自分に合うかどうか」は、婦人科の先生に相談しながら決めるのがベスト。「ピルを飲みたいけど怖い」という気持ちも含めて、まず話してみることをすすめる。
ピルについての詳しい情報は、婦人科への直接相談が一番正確だ。「飲んでみようか迷っている」という段階で相談しても構わない。
知らなかっただけで、怖がりすぎなくていい
「避妊が怖い」という気持ちの多くは、「知らないから怖い」から来ていると思う。
僕自身、サポートでは避妊に最大限の注意を払っている。コンドームを必ず使い、これまで一度も避妊に失敗したことはない。これは自慢ではなく、知識を持って丁寧に向き合えば、避妊はそれほど難しいことではないという話をしたかった。
「知ること」は自分を守ることだ。この記事で全部わかる必要はないし、わからないことは婦人科の先生に聞けばいい。大事なのは、「よくわからないまま進んでしまう」ことを避けること。
もし婦人科に行くことへの不安があるなら、婦人科に関する記事も参考にしてほしい。相談の流れを見るだけでも、自分がどんな選択肢を持っているかが整理できる。
「何から考えればいいかわからない」という段階から話してくれて構わない。知識より先に、安心できる場所があるといい。ニックネームだけで聞ける。